おせちおすすめ2025|元百貨店員が明かす“失敗しない”選び方と、料亭・通販の人気トレンド
新年を祝う、一年の始まりの食卓。その中心にある「おせち」ですが、「毎年同じで飽きてしまった」「どれを選べば家族が喜ぶか分からない」と、選ぶ段階で疲れてしまう方も少なくありません。
こんにちは。百貨店のギフトフロアで15年間、数えきれないほど多くのおせち選びをご一緒してきたfukushigeです。私は、料亭の伝統が詰まった重箱から、料理研究家リュウジさんのような斬新な洋風おせちまで、時代の移り変わりとお客様のリアルな声を肌で感じてきました。
おせち選びは、単なる「食べ物」選びではありません。それは、新年の食卓で「家族の笑顔」を演出するための、最も重要なプロジェクトです。さあ、私と一緒に、後悔しない最高のおせちを見つける旅に出かけましょう。
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【鉄則】百貨店のプロが教える「失敗しない」おせち選び、3つの視点

Premium Gift Compass:イメージ
おせち選びで失敗する最大の原因は、「誰が、いつ、何を求めているか」が曖昧なまま、見た目の華やかさだけで選んでしまうことです。まずは以下の3つの視点で、ご自身の家庭に合うおせちを絞り込みましょう。
視点①:「誰が食べるか」で味と量を決める

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最も重要な視点です。伝統的な和風おせちは、保存性を高めるため味が濃く、甘い味付けが多い傾向があります。
- ご年配の方が中心の場合: 味付けが上品で、柔らかい食材が多い「料亭監修」のおせちがおすすめです。
- お子様がいるご家庭の場合: ローストビーフやテリーヌなどが入った「和洋折衷」タイプが、家族全員で楽しめます。
- 集まる人数は?: 3人家族で豪華な三段重を頼み、食べきれずに残してしまった…というのはよくある失敗談です。来客の予定も含め、「食べる人数+1人前」程度を上限に考えるのが無駄なく楽しむコツです。
視点②:「いつ届くか」でタイプ(冷蔵・冷凍)を決める

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おせちには「冷蔵(生おせち)」と「冷凍」があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
冷蔵(生おせち):
メリット:届いてすぐに食べられる。作りたての風味や瑞々しい食感が楽しめる。
デメリット:保存期間が短い(1月1日~2日程度)。配送日が大晦日などに限定される。
冷凍おせち:
メリット:保存期間が長く(約1ヶ月)、年末の好きなタイミングで受け取れる。近年の冷凍技術は非常に高く、味の劣化が少ない。
デメリット:解凍に時間(約24時間)と場所(冷蔵庫内)が必要。解凍に失敗すると水っぽくなる。
百貨店では「やはり生おせちの風味が一番」と冷蔵を選ばれる方が多いですが、通販では「受け取りが便利な冷凍」が圧倒的人気です。ご自身の年末年始のスケジュールに合わせて選びましょう。
視点③:「どこで買うか」で信頼性と価格を決める

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購入先によって、おせちの価格帯と信頼性が大きく変わります。
- 百貨店: 最大の魅力は「絶対的な信頼感」。バイヤーが厳選した料亭・ホテルとの限定コラボが多く、品質は折り紙付き。価格は高めですが、贈答用にも安心です。
- 通販専門店(匠本舗など): 「料亭監修」のおせちを、百貨店より手頃な価格で提供しているのが強み。口コミや評判が多く、比較検討しやすいのが特徴です。
- スーパー・コンビニ: 「紀文」などの大手メーカー品が中心。価格は手頃で、予約なしでも買いやすいですが、特別感は少なめです。
【百貨店で“お客様の不安”に触れてきたプロの視点】
「去年、通販で頼んだら写真と全然違って…」と、百貨店のカウンターにご相談に来られるお客様は本当に多いです。百貨店のおせちは、その看板を背負っています。万が一の配送トラブルや品質管理にも徹底的に対応します。この「安心感」こそが、百貨店おせちの最大の価値だと私は断言します。
【2025年トレンド】百貨店 vs 通販 vs アレンジおせち徹底比較
近年のおせちトレンドは「伝統」と「革新」の二極化が進んでいます。ご家庭のスタイルに合わせて選びましょう。
タイプA:【伝統・高級派】百貨店・料亭のおせち

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「新年は、やはり本物の味で迎えたい」という方に。伊勢丹、三越、高島屋などの百貨店が力を入れるのが、老舗料亭(なだ万、美濃吉など)や高級ホテル(帝国ホテル、オークラなど)が監修、または製造するおせちです。
- 魅力:素材の良さ、上品なだし文化、美しい盛り付け。贈答品としても最高品質です。
- 予約のコツ:人気のおせちは10月上旬の予約開始と同時に完売することも。早期予約特典(送料無料など)を活用し、11月上旬までには予約を完了させるのが鉄則です。
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タイプB:【コスパ・口コミ重視派】通販の人気おせち

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「料亭の味を、手頃な価格で楽しみたい」という方に。匠本舗や「博多久松」などは、通販専門ならではの価格設定と、圧倒的な口コミ件数が魅力です。
- 魅力:和洋折衷のラインナップが豊富で、家族全員が楽しめる。口コミを比較して選べる安心感があります。
- 注意点:人気商品は11月中に完売します。必ず「冷凍」か「冷蔵」か、解凍方法を事前に確認しましょう。
タイプC:【脱・伝統派】洋風アレンジ・手作りおせち

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「伝統的なおせちは飽きた」「子どもが喜ぶものを」という方に。近年、最も伸びている分野です。
- 洋風おせち:ローストビーフやテリーヌがメインの、まさに「オードブル重」。ワインやシャンパンとの相性も抜群です。
- 手作りアレンジ:料理研究家リュウジさんの「バズレシピ」のように、「伊達巻だけ作る」「黒豆だけ買う」など、市販品と手作りを組み合わせる「ハイブリッドおせち」が主流になっています。
知っておくと差がつく、おせちの知識とマナー
おせちをより深く楽しむために、知っておきたい豆知識と注意点をご紹介します。
おせち料理に込められた「意味」をおさらい

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おせちの一品一品には、新年の幸せを願う「意味」が込められています。全てを覚える必要はありませんが、食卓で話題にすると、より豊かな時間になります。
- 黒豆:「まめ(真面目)に働き、健康に暮らせるように」
- 数の子:「子孫繁栄」(卵の数が多いため)
- 田作り:「五穀豊穣」(イワシを肥料にした田畑が豊作になったことから)
- 栗きんとん:「金団」と書き、金運や勝負運を願う
【重要】おせちで「やってはいけない」保存の注意点

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おせちは元来、日持ちするように作られていますが、それは衛生管理が前提です。特に注意すべき点をご紹介します。
コンシェルジュからの重要アドバイス:保存と取り分け
- 「冷蔵庫保存」は絶対です: 昔と違い、現代の家は暖房で暖かいもの。「常温保存」は食中毒の原因となり非常に危険です。必ず冷蔵庫(10℃以下)で保存してください。(出典:農林水産省「冷蔵庫のかしこい使い方~知ってお得な食品の保存~」)
- 「取り箸」を必ず使う: 家族であっても、自分の箸で直接お重に触れる「直箸(じかばし)」はNG。唾液から雑菌が繁殖し、一気に傷んでしまいます。必ず清潔な「取り箸」を使いましょう。
- 冷凍おせちの解凍は「冷蔵庫」で: 常温で急速に解凍すると、水分(ドリップ)が出て味が落ちるだけでなく、菌も繁殖しやすくなります。時間はかかりますが(約24時間)、冷蔵庫でゆっくり解凍するのが鉄則です。
贈答用おせちを選ぶ際の裏側

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百貨店で贈答用おせちを選ぶ際、お客様が最も気にされるのは「見栄え」と「配送の確実性」です。
贈答用は、伝統的な木のお重に入った、見た目にも重厚感のある料亭おせちが人気です。また、百貨店では配送品質に万全を期しています。例えば冷凍おせちは、食品衛生法で定められた「-18℃以下」での厳格な温度管理のもと、崩れや汁漏れがないか厳しく検品されてから出荷されます。この「見えないコスト」が、贈る側の信頼を支えているのです。
まとめ:2025年、あなたに最適なおせちとは
おせち選びは、新年の始まりをどう祝いたいかを考えることです。百貨店員として様々なご家庭の形を見てきた私から、最後にタイプ別のおすすめをまとめます。
- 伝統と本物の味を大切にするなら: 百貨店で扱う「老舗料亭」の冷蔵おせち。
- 家族みんなで、コスパ良く楽しみたいなら: 通販で人気の「和洋折衷」冷凍おせち。
- お正月の雰囲気は欲しいが、手軽さも重視するなら: 「洋風オードブル」おせちや、人気メニューの「単品購入」+「手作り」。
この記事が、あなたの家族にぴったりの「福」を呼び込むおせちを見つけるための羅針盤となれば、これほど嬉しいことはありません。
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