ショーケースに並ぶ、宝石のようなパンとパティスリー。扉を開けた瞬間に広がる、甘く香ばしいバターの香り。そして、象徴的なピンクとブラックが織りなす、洗練された空間——。美食のトップブランド「FAUCHON(フォション)」は、単なるパン屋ではありません。それは、日常を忘れさせてくれる、パリへの小さな旅です。
その特別な体験を、最高の形で手に入れるために。
百貨店で15年間、数え切れないほどフォションのギフト選びをお手伝いしてきた私が、あなたが最高のパンと出会うための、店舗の選び方、買うべき逸品、そして持ち帰り方まで、完璧なガイドをさせていただきます。
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【結論】フォションのパンは、主に全国の「髙島屋」で買えます
フォションの本格的なパンやパティスリーは、現在、髙島屋(日本橋、新宿、横浜など)の店舗で展開されています。ギフトに最適なジャムや紅茶は、S&B食品がライセンス生産する「フォションエスビー」として、一部の高級スーパーでも手に入りますが、パンを求めるなら、まずは髙島屋を目指しましょう。
【これを買えば間違いない】元店員が選ぶ、絶対買うべきパンTOP3
数あるラインナップの中から、初めての方にも、そしてギフトとしても絶対に失敗しない、珠玉の3品を厳選しました。
第1位:クロワッサン・フォション
「これぞフォション」を体現する、不動の王様。フランスから直送されるAOP認定発酵バターを贅沢に使用した、香り、食感、すべてが別格のクロワッサンです。外はパリパリと小気味よく、中は驚くほどしっとり。一口食べれば、その豊かなバターの香りに、誰もが笑顔になることをお約束します。
第2位:パン・ド・ミ・フォション
日常を、最高に贅沢にする食パン。生クリームとバターを練り込んだ生地は、驚くほどきめ細かく、絹のような口溶けです。まずは焼かずに、そのまま手でちぎって味わってみてください。素材本来の優しい甘みが口いっぱいに広がります。ギフトとしても、非常に喜ばれる一品です。
第3位:パン・オ・ショコラ
子供から大人まで、誰もが愛する定番。しかし、フォションの手にかかれば、ただのチョコクロワッサンではありません。サクサクの生地と、カカオの風味が際立つ上質なバトンショコラのバランスが絶妙。甘すぎない、大人のためのパン・オ・ショコラです。
【百貨店デパ地下の舞台裏】
百貨店のデパ地下では、クロワッサンの焼き上がり時間になると、その香りに誘われて自然とお客様が集まってきました。特に午前中の焼き上がりは、狙い目です。常連様の中には、この時間を知っていて、焼きたてだけを求めて来店される方もいらっしゃいました。
【プロの知恵】フォションのパンを120%楽しむためのQ&A
購入前の小さな疑問や、持ち帰った後の楽しみ方まで。私がカウンターでよくお客様からいただいた質問に、プロの視点でお答えします。
Q. パンの日持ちは?手土産にしても大丈夫?
A. クロワッサンやパン・ド・ミのような食事パンは、購入当日〜翌日が最も美味しく召し上がれる期間です。保存料を使用していないため、日持ちはしません。すぐに渡せない場合は、以下の方法をお伝えしていました。
- すぐに食べきれない場合:一つずつラップに包み、密閉袋に入れて冷凍保存が可能です。1〜2週間は美味しさを保てます。
- 手土産にする場合:当日に渡すのがベストです。「今日焼きたてなので、ぜひ早めに」と一言添えるだけで、あなたの気遣いは伝わります。
Q. おすすめの食べ方は?
A. まずは「そのまま」で、素材の味を堪能してください。その上で、クロワッサンやパン・ド・ミは、食べる直前にトースターで軽くリベイク(温め直し)すると、焼きたての香りと食感が蘇り、感動的な美味しさになります。フォションのジャムや紅茶と合わせれば、そこはもうパリの朝です。
Q. なぜフォションは「髙島屋」に?S&Bのものと何が違う?
A. これは最も重要なポイントです。フォションは1972年に日本へ初上陸した際、髙島屋とパートナーシップを結びました。そのため、パンやパティスリーといった本国の味を再現する高級ラインは、主に髙島屋で展開されています。一方、S&B食品が手がける「フォションエスビー」は、紅茶やジャムなどを、スーパーなどで気軽に楽しめるようにライセンス生産している、いわば“日常使い”のラインです。ギフトで「特別なフォション」を贈りたいなら、迷わず髙島屋を選びましょう。
【百貨店デパ地下の舞台裏】
「同じフォションなのに、値段もパッケージも違うのはなぜ?」というご質問は、本当によくいただきました。この2つの違いをご説明すると、お客様は必ず「なるほど、それなら納得です。今日は特別な贈り物なので、髙島屋の方にします」とおっしゃっていました。この知識は、ギフト選びの質を格段に上げてくれます。
結論:フォションのパンを買いに行くことは、小さな“旅行”である
フォションの店舗に足を運び、パンを選ぶ。それは、単なる買い物の行為ではありません。パリの美意識に触れ、バターの香りに心を躍らせ、日常の中にささやかな非日常を見つける、小さな旅行です。
そして、その旅のお土産(パン)を大切な人と分かち合う時、あなたの想いは、言葉以上に豊かに伝わるはずです。この記事が、あなたの素晴らしい“パリへの小旅行”の、信頼できるガイドブックとなれば幸いです。
まずは、王道のクロワッサンから
フォションの哲学が詰まったクロワッサンは、あなたの日常を特別な朝に変えてくれます。
この記事を書いた人:fukushige(Premium Gift Compass 運営者)
高品質なギフトで、贈る喜びを。専門知識と実体験で、あなたのギフト選びを羅針盤のように導きます。百貨店での15年にわたるギフトカウンター勤務経験(特に高級ギフト全般)を活かし、読者の皆様に本当に役立つ情報をお届けしています。このサイトが、大切な方への最高の贈り物を見つける一助となれば幸いです。